本
著者:清少納言 成立:平安時代中期 私が枕草子を読んだのは、橋本治の桃尻語訳だった。 このたび普通の訳でぱらぱらと読む。 清少納言はいやなやつだが、着眼点や文の構成はすごいと思わされるね。
小説家が書いた羽生についての解説本。 全体的に羽生マンセーが強すぎて、他の棋士について失礼な描写が多いことへの不快感が強い。 こんな書き方は今の藤井聡太さんについてされていない。 保坂氏は、これをよしとするならば今の羽生さんについても同じよう…
木村一基さんが8度目の挑戦でタイトルを獲得するまでの道のり。 本は、翌年の挑戦者に藤井聡太さんが決まったところで終わっているが、結果は0-4で取られてしまった。しかし、タイトルを1期でも取れたのはよかった。 本では、タイトル戦での心理状態を…
ポエニ戦争とハンニバル。 カルタゴというと象兵なのだが、ポエニ戦争ではほとんど活躍していなかった印象である。 重装歩兵相手には強かったろうが、対策されたせいだろう。第1次では軽装歩兵が投げ槍をしたあと砦に閉じ困ったため象が暴れて味方に危害を加…
2003年に発行された本。 巻頭のインタビューは中井広恵さんで、1996年に清水さんが四冠独占した後、2002年には中井さんが三冠を取り返してトップになっていた時期だ。 色々な女流棋士へのインタビューや、女流棋士の歴史の振り返りなど。盛りだくさんの内容…
竹俣紅 女流棋士番号45 タイトル挑戦なし 女流棋士をしながらタレント活動をして、今は将棋からすっぱり身をひいて、テレビ局のアナウンサーになった人。 先ごろ新人アナウンサーなのにファースト写真集を出したが、女流棋士時代に出版したこちらのファース…
香川愛生 女流棋士番号40 タイトル獲得通算2期
山口恵梨子 女流棋士番号39 タイトル挑戦なし 通称えりりん。また攻めの棋風から「攻める大和撫子」とも呼ばれる。 美しすぎる女流棋士と書かれたこともあるそうだが、正直、他の女流棋士のほうがルックスは上だと思う。 将棋だけでなく、麻雀番組とか、地上…
里見香奈 女流棋士番号33 タイトル通算44期 タイトル通算獲得数は歴代1位である。今後も伸びていくでしょう。 写真満載のエッセイで、子供のころの写真とかもある。 内容は、将棋との出会い、家族のこと、師匠の森 けい二 さんとのこと。 逆に家族や師匠から…
上田初美 女流棋士番号26 タイトル通算2期 里見香奈女流の本を見に図書館に行ったら、こちらもあったのでパラパラと読んだ。ルールを説明した本なのだが、最初にそれぞれ見開き2ページで5人の方がエッセイを書いている。ひとりが上田初美女流で、あと女流で…
作者:澤田瞳子 発行年:2015年 今年直木賞を受賞した人だそうだ。 歴史小説はほとんど読まないのだが、魅力は教科書などには書かかれていない、人生を感じることができることだろう。あと、うんちくも興味深いのだが、どこまで根拠があるのかわからないのが…
女流棋士番号27 タイトル挑戦なし これまでブログに記事を書いてきた将棋の本は電子があれば電子で、電子になってないものは主に中古で全て買ってきた。 しかし、この本は手に入れていない。5000円を超える中古価格になってしまっているからだ。 坂東香菜子…
作者:田山花袋 発表年:1909年 大志をいだきながら田舎教師として埋もれていくという、あらすじが文庫本の裏に書かれているが、私としては当時の地方の生活や若者の風俗などがわかるという点で面白かった。 あらすじだと絶望的だけど、もちろんそれ一辺倒で…
北尾まどか 女流棋士番号43 タイトル挑戦なし どうぶつしょうぎを考案した人だ。 私が2007年に石橋女流の指導対局を受けたとき、その前日に北尾女流は小学生名人に負けてしまっていたことを思い出す。 今年は女流の順位戦が行われたが、北尾女流はブービーの…
石橋幸緒 LPSA番号10 タイトル獲得通算3期 私はプロ棋士、女流棋士に一度しか指導対局を受けたことがない。 その人が石橋幸緒さん。 2007年のことである。時がながれるのは早いものだ。 この本は生い立ちから1999年に初のタイトルを獲得したときのことまで…
奈良国立博物館学芸部長の人が書いたエッセイ 博物館の立場として ・正倉院展(戦時中、空襲を恐れて、正倉院の宝物は木造の校倉から取り出され、コンクリートで屋根を補強した宮内省の事務所と奈良帝室博物館(現在の奈良国立博物館)の蔵に移された。戦争…
矢内理絵子さんと、茂木健一郎さんの対談本。 茂木さんというとアハ体験なのだが、どうもネット界隈での評判はよくないようだ。 脱税はおいておくとして、研究者としての実績ではなくマスコミ受けする言動で有名になっているということらしい。 かってな印象…
作者:不明 成立:10世紀ごろ 継母からいじめられる話。 となるとシンデレラを思い出すが、世界中で同じような話は作られているようである。 後半は逆に復習する。 継母の娘が酷い目にあうのは気の毒だ。 あと、ろくでもない男といった役回りが出てきて、そ…
矢内理絵子 女流棋士番号16 タイトル獲得6期 清水、中井の2強に対し、下の世代からタイトルを狙う人が出てきた。 その1人が矢内さん。私もファンだった。ルックスが良かったからであるが、今ではそういったことを言うのもよくない時代である。 最初にタイ…
作者:菅原孝標女 成立:平安時代中頃 現在では、平安時代のヲタク少女の日記などと紹介されることもある。 ただ、文学好きではあるもののそれだけのことである。 当時の女性の心境が分かるという部分では面白い。結婚は親が決めたことなのだろう、その後に…
高橋和 タイトル挑戦なし 将棋のほうは、あまり実績がないまま結婚して引退した人。 本は自伝的なもので、幼少時の大けが、それから将棋との出会い、プロ入り後、そして結婚引退までを語ったもの。 知り合いでもないのだが私はこの人が苦手だ。 清水市代さん…
作者不詳 平安時代中期成立 宇津保物語と書かれることもあるが宇津保は当て字で、字そのものに意味はない。うつほとは空洞の意味で、物語中母子が空洞にいたとかいうことで、物語全体を表すタイトルでもないようだ。 日本最初の長編物語。 遣唐使がどこかに…
女流棋士番号7 タイトル獲得通算43期 東村山市出身。父親が将棋教室をやっており、清水さんもそこで勉強した。 将棋を覚えたのは小3くらいだが外で遊ぶほうが好き。小5のときに手首を骨折し、それが熱心に将棋を勉強するきっかけになった。 中学生のときに…