矢内理絵子の振り飛車破り (マイコミ将棋BOOKS)

矢内理絵子 女流棋士番号16 タイトル獲得6期 清水、中井の2強に対し、下の世代からタイトルを狙う人が出てきた。 その1人が矢内さん。私もファンだった。ルックスが良かったからであるが、今ではそういったことを言うのもよくない時代である。 最初にタイ…

更級日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫)

作者:菅原孝標女 成立:平安時代中頃 現在では、平安時代のヲタク少女の日記などと紹介されることもある。 ただ、文学好きではあるもののそれだけのことである。 当時の女性の心境が分かるという部分では面白い。結婚は親が決めたことなのだろう、その後に…

女流棋士 (講談社文庫)

高橋和 タイトル挑戦なし 将棋のほうは、あまり実績がないまま結婚して引退した人。 本は自伝的なもので、幼少時の大けが、それから将棋との出会い、プロ入り後、そして結婚引退までを語ったもの。 知り合いでもないのだが私はこの人が苦手だ。 清水市代さん…

うつほ物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫)

作者不詳 平安時代中期成立 宇津保物語と書かれることもあるが宇津保は当て字で、字そのものに意味はない。うつほとは空洞の意味で、物語中母子が空洞にいたとかいうことで、物語全体を表すタイトルでもないようだ。 日本最初の長編物語。 遣唐使がどこかに…

天辺―将棋・女流トッププロの生き方

女流棋士番号7 タイトル獲得通算43期 東村山市出身。父親が将棋教室をやっており、清水さんもそこで勉強した。 将棋を覚えたのは小3くらいだが外で遊ぶほうが好き。小5のときに手首を骨折し、それが熱心に将棋を勉強するきっかけになった。 中学生のときに…

蜻蛉日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)

作者:藤原道綱母 成立:天延2年(974年)前後 当時の貴族は通い婚というのをしていたわけだが、ほかに女ができれば前の女には通わなくなることもある。 女性の立場からの日記というのは貴重だ。 作者は和歌の才能には恵まれたが、それでは男をつなぎ留めら…

鏡花水月―女流棋士中井広恵/その戦いの日々と生活の詩

中井広恵 タイトル通算19期 タイトル獲得数は里見香奈、清水市代に続き歴代第3位である。 この本の最初はインタビューで将棋を覚えてからプロになるまでの話。 林葉さんと同じように父親に将棋を教えてもらい熱心に指導されたそうだ。将棋大会に出たことか…

伊勢物語

作者:不詳 成立:平安時代 具体的に名前は出てないが在原業平が主人公の色々なエピソード。 女のところに通ったり、女を盗んだりといった話が落語的な小咄で面白い。 個人的には晩年のエピソードも好きだ。年をとった女と寝たり、そして自分も年をとって笑…

遺言――最後の食卓

林葉さんが2014年に出した本。腹水がたまる重度の肝硬変になっており、それで本のタイトルを遺言としているが、2021年8月現在林葉さんは生きている。 この本は、雑多なエッセイ集といったもので、過去の思い出や病気をもった今の生き方、それから家族とのこ…

ひとりぼっちの対局―だから青春! (ノラブックス 101)

林葉直子 タイトル獲得通算15期 林葉直子さんというと、中原名人との関係や、失踪してサイババに会いに行ったことや、その後ヘアヌードになったことや、アルコールの飲みすぎで肝臓を患い今ではミイラみたいになったことなど、ワイドショー的な話題ばかりを…

ラーマーヤナ(下) (レグルス文庫)

将棋かくしふで

蛸島彰子 LPSA番号1 女流棋士第1号。 女子の奨励会入会も初だそうだ。 差し分けでも昇級できる特例が適用されたが、wikiによると「蛸ちゃんに負けたら丸坊主・罰金」という合言葉が広まったり、中には蛸島に負けて奨励会を退会する者まで出たという。これ…

新・アマ将棋日本一になる法

アマチュアの将棋大会でタイトルを取った人たちで書いた本。将棋との出会いや勉強の仕方、エッセイなど。 20年ほど前からだろうか、全国大会で優勝したアマチュアがプロの棋戦に参加できるようになった。アマチュアの将棋界に詳しいわけではないが、名前を見…

黒田尭之の新研究 よみがえる右銀急戦 (マイナビ将棋BOOKS)

黒田尭之 棋士番号318 タイトル挑戦なし 順位戦最高位C級1組 2年ほど前にデビューしたばかりなので情報がない。 ただC級1組に昇級したので、なかなか有望なようだ。 自分自身が本を買った時もまずコラムから読むそうで、それだけに本人のコラムもなかなか…

三間飛車戦記 2008~2019

山本博志 棋士番号316 タイトル挑戦なし 順位戦最高位C級2組 師匠は本の共著者である小倉久史さんでともに三間飛車を得意とする。 当時、山本さんの肩書は奨励会三段である。プロになれるかどうかわからないうちに本を書くのは異例だそうだ。 これでプロに…

本田奎の相掛かり研究 (マイナビ将棋BOOKS)

本田奎 棋士番号315 タイトル挑戦1回獲得なし 順位戦最高位C級2組 棋士になってから初参加の棋戦でタイトル挑戦までいってしまった。これは新記録である。 その原動力となったのが相掛かりという戦法である。

現代角換わりのすべて (マイナビ将棋BOOKS)

池永天志 棋士番号314 タイトル挑戦なし 順位戦最高位C級2組 若手のなかでもけっこう勝っている印象。 目次には書かれてないが、ひそかにコラムが挿入されている。文を書くのは得意でないとあるが、確かに書きなれてない印象だ。しかし、それはどうだってい…

現代角換わりのすべて (マイナビ将棋BOOKS)

池永天志 棋士番号314 タイトル挑戦なし 順位戦最高位C級2組 若手のなかでもけっこう勝っている印象。 目次には書かれてないが、ひそかにコラムが挿入されている。文を書くのは得意でないとあるが、確かに書きなれてない印象だ。しかし、それはどうだってい…

堅陣で圧倒! 対中飛車一直線穴熊 (マイナビ将棋BOOKS)

長谷部浩平 棋士番号313 タイトル挑戦なし 順位戦最高位C級2組 栃木県小山市出身。 栃木出身の棋士は81年ぶりだそうだ。 地方にいるとどうしてもハンデがある。昔だったら、プロ棋士になる道は幼少期に将棋を覚えて、それから都市部にある将棋道場で同年代…

角交換四間飛車の新常識 最強△3三角型 (マイナビ将棋BOOKS)

古森悠太 棋士番号312 タイトル挑戦なし 順位戦最高位C級1組 こちらも振り飛車党の新人だ。 そして、あまり勝っている印象がない。 もちろん皆が居飛車党になれば勝てるわけもなく、勝つ人もいれば負ける人もいる。 だとすると、勝率が悪くても振り飛車党が…

さわやか流疾風三間飛車 (マイナビ将棋BOOKS)

杉本和陽 棋士番号310 タイトル挑戦なし 順位戦最高位C級2組 米長さんの最後の弟子。 三段昇段までは順調だったようだが、三段リーグで苦労したようだ。 本は三間飛車。やっぱり若手の振り飛車党はいまいち振るわないかねえ。

1手ずつ解説する四間飛車 (マイナビ将棋BOOKS)

西田拓也 棋士番号309 タイトル挑戦なし 順位戦最高位C級2組 森信雄門下。あまり勝ってない印象がある。 本は四間飛車。やっぱり振り飛車党の若手はいまいちふるわないねえ。

大橋貴洸の新研究 耀龍ひねり飛車 (マイナビ将棋BOOKS)

大橋貴洸 棋士番号308 タイトル挑戦なし 順位戦最高位C級1組 昭和の漫才師を思い起こさせる派手な色のスーツがトレードマーク。 ちなみに第2弾の本では 緑色のスーツになっている。 この本で解説している耀龍四間飛車という戦法で升田幸三賞を受賞した。

高校生二冠 藤井聡太 ~完全収録! 第61期王位戦、第91期ヒューリック杯棋聖戦~ (将棋世界Special)

藤井聡太 棋士番号307 タイトル通算3期 順位戦最高位B級1組 説明の必要はないであろう。 実は、まだ藤井聡太さん自身は本を書いていない。将棋連盟や出版社が書いたインタビューや、師匠や他の棋士が書いた本があるだけだ。

緩急自在! 新型相掛かりの戦い方 (マイナビ将棋BOOKS)

佐々木大地 棋士番号306 タイトル挑戦なし 順位戦最高位C級2組 よく勝っているという印象があったが、それは王位戦の影響だろう。4期連続リーグ入り。それでも3期はリーグ残留はできなかったのだが、4期目にして残留を決めた。 ただ、順位戦はまだC級2…

現代後手四間飛車のすべて (マイナビ将棋BOOKS)

井出準平 棋士番号305 タイトル挑戦なし 順位戦最高位C級2組 若手棋士ではあまり勝ってない印象があるが、本に四間飛車とある。 それも角道を止める昔ながらのノーマル四間飛車という戦法だ。 振り飛車党の人で勝っている棋士があまりいないし、ましてやノ…

振り飛車最前線 対中飛車 角道不突き左美濃 (マイナビ将棋BOOKS)

都成竜馬 棋士番号304 タイトル挑戦なし 順位戦最高位C級1組 師匠は谷川浩司さんで、それだけ注目も高かったが、プロ入りは26歳と遅く、デビュー直後も勝率は高くなかったと思う。 ただ、ここ1,2年くらいはよくあってる印象があるな。 この本にはコラム…

現代将棋の核心に迫る!将棋指定局面バトル 居飛車編 (マイナビ将棋BOOKS)

近藤誠也 棋士番号302 タイトル挑戦なし 順位戦最高位B級1組 こちらもよく勝っている棋士だ。特に順位戦はハイペースで、4年で3回昇級している。 藤井聡太さんは順位戦で1敗しかしていなかった。その1敗は近藤さんがつけたものだ。その1敗で藤井さんは昇…

青嶋の結論 対中飛車・居飛車穴熊必勝ガイド (マイナビ将棋BOOKS)

青嶋未来 棋士番号300 タイトル挑戦なし 順位戦最高位C級1組 若手棋士の中でもよく勝っているほうという印象がある。 趣味はチェスで、プロ棋士の趣味がチェスとなると、もう本当にこういうゲームが好きなのだろう。 あとがきもチェスについてで海外の大会…

介護士からプロ棋士へ 大器じゃないけど、晩成しました

今泉健司 棋士番号299 タイトル挑戦なし 順位戦最高位C級2組 瀬川さんと同じように、奨励会三段で退会したものの、その後プロ編入試験を受けてプロ入り。41歳のデビューである。 NHK杯戦では藤井聡太さんに勝った。史上最年長で棋士になった今泉さんが史上…