女流棋士 (講談社文庫)

女流棋士 (講談社文庫)

高橋和

タイトル挑戦なし

 

将棋のほうは、あまり実績がないまま結婚して引退した人。

 

本は自伝的なもので、幼少時の大けが、それから将棋との出会い、プロ入り後、そして結婚引退までを語ったもの。

 

知り合いでもないのだが私はこの人が苦手だ。

 

清水市代さんのことも好きではないのだけれど、彼女の他の棋士への毒のあるコメントはライバルへのものだし、自分が批判されることも覚悟しているようにみえる。

 

しかし、高橋さんのはどうも一貫してない。

たとえば、デビューしたころアイドル的にみられるのが嫌だったなんて本に書いてあるけど表紙は見ての通りだし、昔はワイドショーかなんかのコメンテーターみたいなこともやっていたと思う。

 

自分の棋士の実績はたいしたことないと言っていて実際そうなのに、インタビューでは「私は平和主義者で『あの人に勝って、自分がのし上がる!』なんて闘志は燃やさないタイプです」なんていったりね。