御堂関白記 藤原道長の日記

御堂関白記 藤原道長の日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫)

藤原道長さんの日記。

此の世をば我が世とぞ思ふ望月の かけたることも無しと思へば

という歌があるが、残念ながら日記には書いていない。

 

当時の男性貴族は日記を書くのが普通だったようである。

 

思ったより仕事してるね道長さん。夜中まで働いている。

で、この人たちにとって重要な仕事はやっぱり人事で、自分のいないところで決められたりすると腹が立つのである。

 

親戚とか仕事関係の人が病気になると本人が直接見舞うというマメなところがある。

 

あと、当時の風習が分かるね。とにかく穢れを気にしていた。御所で死体が見つかることもざらであったそうな。