朝ごはんは昨日買った笹寿司だ。
しかし、私は大きなミスをおかした。
寿司を冷蔵庫に入れてしまっていたのである。
加えて、アイスを冷蔵庫に入れていたため、温度設定を最強に設定してしまった。ご飯が半分凍ったようになってしまった。その後、半分溶けてから食べてみたが、味の評価不能である。
そもそも、笹の葉の抗菌作用があるので、冷蔵庫に入れなくても1日くらいは持つようだ。
そして車で出発。輪島の朝市を見に行く。
途中のパーキング。
のと里山海道という道を走る。高速道路ではないが信号もなく快適だ。かつては有料道路だったが、今では無料である。なぜ、ここまで恵まれているのだろう。森元総理とか馳浩議員とかの力添えだろうか。
すぐとなりには千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイがある。砂浜を走れるので人気だ。よるのは明日にしよう。朝市に間に合わなくなってしまう。
そして11時頃に輪島市に到着。
有料駐車場300円のところに止めるが、払うのは出るときだ。
ここが朝市。朝市通りという商店街の通りで行われている。通りに並ぶ店がその前に出店をしてるのもあるが、すべてがそうではないようだ。
出店する権利は代々受け継がれているため、新規参入は難しそうである。
商品は海産物や民芸品が多い。
かかし揚げを食べに藤田総本店へ。朝市の通りからちょっとはずれた店の方にきてしまった。朝市の通りにもフードコートみたいな店舗があって、そこで食べられたのである。それはともかく、本店でも揚げたてをつくってくれる。
かかし揚げ。120円。ここで買ったからかソースがついてない。上はうずら、中はちっちゃなウインナー、下は切ったソーセージ。ケンミンショーで取り上げられたということだ。
想像通りの味である。でも、揚げたては美味しいものだ。
えがらまんじゅう162円。土屋太鳳も食べたということだ。
上についているのは、くちなしで黄色に染めたモチ米である。
輪島ドラマ記念館である。
何のドラマかというとNHKの朝ドラの「まれ」だ。菓子職人を目指すという主人公を土屋太鳳が演じた。車で来る途中に走った里山海道に趣向があって、道にでこぼこがついていて、そのうえを通ると、まれの主題歌に聞こえるのである。
ドラマは見てないのでよくわからん。
輪島サイダーは2種。塩と米。塩の方をチョイス。
朝市通りに戻って見つけた、藤田総本店の出店。こちらではかかしが150円だ。でも、こっち食べたほうがいいでしょう。
朝市通りには永井豪記念館がある。入ろう。
入館料は520円だ。各種割引がある。私は、このあと行く漆芸美術館とのセット640円を買った。
永井豪さんのヒストリー。
物販いろいろ。
他、奥の方に原画が展示されているが、そちらは撮影禁止。
そうこうしてるうちに12時になって朝市終了。
輪島にも温泉が出てる。無料の足湯につかる。
まあ足湯である。
そして車で出発。
12時すぎると駐車場の受付に人はいなくなるので駐車料金は払わずにすむ。
道を走っていると、リヤカーをおす高齢女性の姿があった。たぶん、朝市で品物を片付けた後だろう。一人でやってるんだからたいしたものだ。
石川県輪島漆芸美術館。
輪島塗の製法についての説明。特別展はうるしの水族館、うるしで表現された水の生き物ということで、あまり個人的には興味をそそられないものであった。
輪島漆芸館。
朝市では輪島箸という名前で150円くらいで箸を買える。輪島塗という名前ではないので、漆は使っていないのだろう。
ここには輪島塗の商品が並んでいる。粗悪品をつかまされる心配はない。
ただ、値段はちょっと高めだ。
道の駅能登輪島。
ここでも輪島塗の箸売ってる。輪島塗とあるので、値段は控えめだが、本物だろうか。職人が1個1個手作りしたり機械で作ってたりとかあるから、輪島塗という名前を使っても質もいろいろだろう。
世界一の漆芸パネル。誰も見に来る人はいない場所にある。
鉄道の線路や駅の跡がある。今は道の駅だがかつては鉄道の駅だった。今では廃線になってしまっている。
私も使った、のと里山海道。そういった道路の発展が、鉄道利用者の減少を招いたのだろう。2001年に穴水駅 - 輪島駅間が廃止になった。そして道の駅は2002年に開業。2013年に道路無料化となった。
そして能登半島の先端を目指し海沿いの道を走る。
道の駅 千枚田 ポケットパーク
白米千枚田(しろよねせんまいだ)と読む。このあたりの急斜面を利用した田で、千枚あるから千枚田だが、狭いから千枚田などとの説もある。
いい景色である。日本海がこんなに澄んだ青とは知らなかった。以前、見た新潟の海はこんな色ではなかったような気がする。季節によって異なるのだろうか。
他、物販。
途中の海岸での一コマ。外人らしきオネーチャンがテント作って遊んでた。
能登半島の景色はよかったね。
そして道の駅 すず塩田村へ。
昨日の新聞。今日も暑かったんだよ。ちなみに新聞の名前はほっこくしんぶんと読む。
100円払って博物館にも入場。
塩に関する説明。
潮の満ち引きが大きいところは自動で海水が流れ込むような装置を作れるのだが、日本海側は満ち引きの差が小さいため、人力で海水を砂浜にまく。数回くりかえすと、塩がたっぷりしみた砂になるので、それを集めて塩水にし、煮詰めて塩にするとのことだ。たいへんすぎる。最初から海水を煮るとかにはできないのだろうかね。
現在はイオン交換膜法で塩は作られている。よくわからんが、電気分解とかそんな原理なんだろう。
有料で塩田体験ができる。こんな暑い中、そんなのやってられんわい。
いしる買わなかったあ。
塩とか塩を使ったお菓子とかも売ってる。
塩ラムネ200円を買った。塩味はよくわからん。
道の駅狼煙
のろしとは面白い名前だ。灯台で狼煙をあげていたことが由来とも言われている。
さて、その灯台まで歩いて行こう。10分ほどだそうだ。
階段を登る。けっこうつらなかった。
禄剛崎。岬の名前である。
灯台。残念ながら入ることはできない。ここから灯りをともし続けたところ、地名が狼煙になったということは十分考えられる。
海が見える。
能登半島の先端まで来たと思うと感慨もひとしおだ。
ここから車で1時間40分ほど走った、和倉温泉が今日の宿泊所だ。旅館に行く前に、近くにある洋菓子店へ行こう。
ル ミュゼ ドゥ アッシュという店。
辻口シェフの店である。各コンクールで賞をとっている有名な人だ。
閉店間際だったので売り切れになっているケーキもある。桃のケーキを買おう。値段は高めだ。
今日の宿泊所。駐車場が狭くて止めにくいのは欠点だ。宿の人にまかせて止めてもらった。
晩御飯である。1泊2日で1万円ほどだ。
デザートは出なかったため、部屋に戻って、買っておいたケーキを食べる。このあたりぬかりはないのだ。
辻口シェフのケーキ。これは、まあ桃の味である。値段が高いことを考えるとどうであろうか。普通に桃食べたほうがいいような気もするのだ。
そして寝た。