ウィッカーマン

監督：ロビン・ハーディ
公開年：1973年

舞台はスコットランドの離れ小島。少女が行方不明になったという通報を受けて単身乗り込んだ警官は、この住民が乱交など不思議な生活様式を持っていることに気づく。少女の秘密は、豊作祈願の祭りにあると考えた警官は・・・

いやー、これはなかなかすごい。
警官が婚前交渉を拒む敬虔なキリスト教徒だったり、領主（クリストファー・リーでドラキュラ役で有名な人）が住民統治のために宗教を利用している立場だったりというところなどが作品に深みを与えている。歴史的に見ればキリスト側がケルトを飲み込んでいるわけで、この映画を見た両者の意見が聞きたい。

島民を演じているのは現地の人らしいけど、こういう書き方されても平気なのかねえ。
あと5月の祭りがメーデーだというのも知らなかった。今では労働者の集会だよね。