カノッサの屈辱 #14 古代シャンプー王朝の黎明とヘアニズム世界

1955年に花王が初めてのシャンプー、フェザーシャンプーを発売。その広告が
無茶です 大切な髪を 石鹸や洗剤で洗うのは・・・
であった。


当時の人々の洗髪は週に1回程度。その数字の根拠がどこにあるのかは知らないが、実際今ほど頭を洗っていなかったのは確かだろう。何せ、らき☆すたで有名になったティモテのCMを見ると"毎日洗える"なんていうフレーズが入ってたりするのだ。ティモテの発売は1985年だから、毎日髪を洗う習慣というのは、実はそう古い時代のことではないのだ。


花王やライオンは度重なるコマーシャルのキャッチコピーで毎日頭を洗わせるように仕向けていく。今当然に思える生活様式だって、企業の思惑の結果だったりするんだね。


毎日シャンプーが定着した後は、ワンレングスのようなロングヘアが流行ったこともあって、シャンプーの路線は髪に優しいだの枝毛減らすだのというものに変わっていった。
しかしシャンプーなんてどれも同じに思えてしまうのだが、やっぱりものによっては枝毛が減ったりするのだろうか。女性たちは、実感として枝毛が減るのがわかるのだろうか、それともCMの印象できめてるだけなのだだろうか。