魁皇のこった日記2009怒りの右上手 前夜祭

魁皇博之36歳。福岡県直方市出身。大関在位50場所、幕内優勝5回の名大関である。その魁皇が平成21年初場所を12回目の角番で迎える。負け越せば引退を明言しているが、怪我で満足に稽古ができない状況や年齢による衰えを考えると現役続行は絶望的にも思える。しかし、これまでも引退の危機に底力を発揮してきた。魁皇の土俵をみんなで見守ろう。


予想対戦相手と対戦成績を見てみよう。(対戦成績は魁皇から見た数字。カッコ内は不戦勝・不戦敗)
横綱 白鵬   4(1)-16(1)
横綱 朝青龍  11-19
大関 琴光喜  14(1)-21(1)
大関 千代大海 28(1)-19
大関 琴欧洲  7-8
大関 日馬富士 8-7
関脇 把瑠都  2-0
関脇 安美錦  8-6
小結 稀勢の里 7-7
小結 豊ノ島  3-4
前頭 琴奨菊  8-6(1)
前頭 旭天鵬  27-5(1)
前頭 雅山   27(1)-14(1)
前頭 嘉風   初顔合わせ
前頭 豪風   4-1
番付下位とあたる序盤に取りこぼさずいけるかどうかがポイントだろう。関脇、小結陣にも五分の星だが今の魁皇の状態を考えるとかなり苦しい。終盤は、朝青あたりは休場しているかもしれない。相性のいい千代大海は絶対休場しないでほしい。初日は雅山。絶対に落としてはならない相手だ。


カド番大関魁皇もいきなり試練のカード
2009年1月10日(土) 7時1分 スポーツニッポン

 【大相撲初場所初場所に進退をかけるカド番大関魁皇が9日、東京・墨田区友綱部屋高見盛と16番取るなど、約1時間半しっかりと汗を流した。報道陣に口を開くことはなかったが、稽古中には若い衆と談笑するなど表情は明るかった。

 ただ、置かれた状況は極めて厳しい。九州場所で「左上腕筋挫傷および右下腿筋挫傷で約4週間の安静加療が必要」と診断され途中休場。以来12月26日までまわしを締めたことはなかった。7日の稽古総見は欠席し、関取と稽古したのは8日が初めて。この日の決まり手も寄り切りが多く、左腕をかばって投げは打たなかった。

 初日は先場所10勝と好調の雅山、2日目は上位キラーの異名を取る安美錦と対戦する。「負け越せば引退」を明言している36歳のベテランが、序盤から大きな試練を迎える。

[ 1月10日 7時1分 更新 ]