王座戦

佐藤会長×木村九段の挑戦者決定戦

 

どちらが勝ってもすごいことだ。居酒屋で飲みながらabema中継を見てたら木村勝勢ということで、そのまま木村さんが勝った。

 

昨年度藤井聡太さんに4連敗して、もう木村さんがタイトル戦の舞台に立つことはないだろう、それでも最後にタイトルとれたんだからいいかと納得していたが、木村さんはこれで終わる棋士ではなかった。

 

タイトル戦はどうなるか。周囲は木村さんの応援をするから永瀬王座はやりにくいだろう。

 

小山田圭吾さん問題。

そのことはおいておくとして、興味深いのはツイッターで当時の時代背景を語る人がいたこと。

 

竹熊健太郎《地球人》
@kentaro666
小山田圭吾がいじめ告白をした90年代前半の「クイック・ジャパン」で私も仕事をしていた。小山田インタビューを担当した編集者も知っている。あの当時もそれなりに衝撃的な記事だったが、炎上することはなかった。ネットが未発達だったこともある。 

 

90年代は95年の前と後では全然ムードが違う。私の記憶では、90年代前半に流行った「悪趣味」「鬼畜系」ブームの中で、その変種として受容されたのではないかと感じている。鬼畜系の出版をよく出していたのがデータハウス太田出版で、太田出版からは「完全自殺マニュアル」がベストセラーになった。

 

私の印象では94年までは80年代の延長で、80年代は「明るいニヒリズム」の時代だった。この辺りを説明しようとすると、Twitterの短文では難しい。60年代の高度経済成長の終着点が80年代末のバブル経済で、これは91年に弾けたが、本当に不景気の実感が始まったのは98年からだ。

 

明日また考えよう。