矢倉規広 棋士番号212
タイトル挑戦なし 順位戦最高位C級2組
名前は矢倉だが、書いたのは中飛車の本である。
将棋雑誌には顔の形まで将棋の駒に似ていると書かれたことがあったが、余計なお世話だ。将棋のほうは特に印象にない。
中飛車は左右に金銀が分裂してしまうので、居飛車が穴熊に組むと堅さ負けしてしまう。そのため使われることが少なくなったのだが、そこをなんとかするのが矢倉流ということだろう。
矢倉流中飛車の形は、久保利明さん、今泉健二さん、矢倉さんで飲んでいたときに発見した手がきっかけだそうだ。3人は年も近く振り飛車党で、一緒に飲むことがあるが、酒を飲みながら将棋の研究もするのである。
そのとき見つけた4一飛車引きを「味ええ、味ええ」と騒いだそうだ。
コラムは2本。趣味の競馬のことなど。