なにもないシアワセ 大東京ビンボー生活マニュアル

作者:前川つかさ

なにもないシアワセ 大東京ビンボー生活マニュアル

1980年代後半に描かれたこの漫画に出会ったのは大学生のとき。金はなくとも暇はある私は、この漫画に影響をちょっとした影響を受けた。これまで注目していなかったのり弁の優秀性に気づかされた。

そして牛丼屋でのショーガ茶漬けも試してしまった。しかし、あまりおいしくなかった記憶がある。

 

時は流れ、この漫画をインターネットで見かけた。主人公は牛丼ガイジと呼ばれるようになっていた。

 

そして、2011年に新刊が出た。過去の総集編に短い新作が6編。絵が前より変わったというか書き込みも少なく、絵は退化しているように思える。病気か年をとったかのせいだろうか。絵はともかく、物語もたいしたことがないので、新作を期待して買うと肩透かしだ。

 

モデルとなった店についてや、巻末の著者インタビューで当時の思い出などが書かれている。

牛丼ガイジは学生ではないのだよな。ビンボー生活で、ときどきアルバイトをしているにしても、それだけでは収入は足らないはずだ。どうしているのか謎である。

 

新作では、隣の学生が親になったりしているが、世の中もガイジの生活も変化はないように見える。2020年代に中年になった牛丼ガイジの生活を見たいものだ。