棋士番号136
タイトル挑戦なし。最高位はB級1組
このひとは棋士としての実績よりも観戦記とかそういった周辺活動でのほうが有名だろう。
原田泰夫さんや高島弘光さんといった今では亡くなられた昔の棋士へのインタビューは貴重だ。
将棋を覚えたきっかけや、奨励会からプロになるまでの道のり、現在の将棋へのスタンスを聞いている。
著者自身について語られていないのが残念だ。
面白かった発言。
中原誠ーいい将棋を指す人が名人ですね。平等なんです。(振り駒などには左右されないということ)
羽生善治ーB2はB1やA級とは違う。それでいてこの1局の将棋が強い。
木村義徳ー一番長くいたクラスが実力
佐藤康光ーぼくは誰とも読み筋が合いません。自分が変だと最近分かってきました。
内藤國雄ー映画でも音楽でも詰将棋でも、天才の作品にはサービス精神を感じる。
連載されていたのは1996年から2001年までで、まだ佐藤康光さんは序盤は普通の作戦だった。