マグマ大使

制作局:フジテレビ
原作:手塚治虫
放送期間:1966年7月4日 - 1967年9月25日(64回)
マグマ大使 第一巻 [DVD]

日本初の全話カラー放送された特撮ドラマ。ウルトラマンより13日早く放送が始まった。


さて、ウルトラマンが今でも有名なのに対し、マグマはすっかり忘れられた存在だ。なぜなのか。考察してみた。


まず、敵のゴアがかっこわるかった。本来は声だけをあてるはずの大平透さんが中に入って演じているが、マスクと頭髪のかっこわるさだけはどうにもならない。


怪獣の造型もいまいちだった。美術担当の差であろうが質感がいまいち、デザインも恐竜をモチーフにしているもので、どれもいまいちかわりばえがしない。怪獣にドラマがない。ほとんどの怪獣はゴアに送り込まれ破壊活動を行うというものだ。
ウルトラマンの設定の豊富さはすごいものだ。単なる侵略者にしても暴力派から知性派からいろいろいるし、ブルトンガヴァドンジャミラガマクジラといったデザインもみごとなものだ。


最後についてもものたりなかった。いや、普通の終わり方でしたけどね。これもウルトラマンと比べるとやはり普通では落ちるという印象である。


でも、全体としては悪くない。まあまあよかったですよ。