転生―古代エジプトから甦った女考古学者

転生―古代エジプトから甦った女考古学者
オンム・セティという人を扱ったノンフィクション。この人はけっこう面白い人でイギリス人なのだが3歳のときに階段から落ちたのをきっかけに自分はエジプト人でファラオに使えていた神官だった記憶が甦ったと言い出した。


で、実際にエジプトに行って研究の手伝いしたりエジプト人と結婚したりして、エジプトに住み着くようになったと。以後死ぬまでのことがつらつらと書いてある。


本の後半は、この前世の記憶が甦ったということの分析をしてある。ま、これは一種の思い込みというか自己催眠みたいなもののようであるが、もっとも難しい学術用語を使って解説してある。
真偽はともかく、その前世の記憶が甦ったおかげで彼女は幸福な人生を送れたというわけで、まあよかったということだ。