男性向け漫画の歴史。男性向け漫画の世界は少年大陸、青年大陸、おじさん大陸の3大陸が存在する。
ジャンプはマガジンやサンデーの後発雑誌だった。有名漫画家を確保できなかったため、初期はエロ路線。
マガジンが衰退したのは、大御所の漫画が長期化しマンネリ化したと。
高学歴社会によって出世がむずかしくなった若者の興味は恋愛に向くと予測しラブコメを提案したのである。との考えから「跳んだカップル」が誕生。男性向けラブコメはこれが初めてなのか?これをきっかけに青年大陸に進出がはじまる。
平凡パンチやGOROといったエログラビア入り情報雑誌は、漫画雑誌が青年向けになったことにより衰退していった。
エロトピアが作り上げた淫画帝国(インカ帝国)が支配するおじさん大陸に殴りこみをかけたのは小学館のビッグコミック。
少年マガジン、ヤングマガジン、モーニングは対象年齢を厳密に区分けしなかったため、同系統の漫画がそれぞれの雑誌に掲載され読者を奪い合うこととなってしまった。それに比べ少年ジャンプは少年大陸向けにしぼったため部数を伸ばし、またビジネスジャンプなど青年大陸の読者とも層がかぶらなかった。そのため少年ジャンプもビジネスジャンプも躍進した。
このあたり、ちょっと安直ではあるがなかなかわかりやすいではないか。
ほとんど触れられなかったが70年代のチャンピオンがすごそう。
豆知識
・少年マガジンは小説も掲載されていた。
・少年ジャンプの創刊号は掲載作品6本で隔週発売。
・トイレット博士で初めて編集の人が作品に登場。