キューバに吹く風 (母と子でみる)

キューバに吹く風 (母と子でみる)
2004年発行の本。キューバについてのルポ。著書がキューバに滞在したのは1週間程度の観光だったので、普通の旅行者といったところ。もちろん、深い裏事情の考察があるわけではないが、最近のキューバを知ることができる。


何よりも興味があるのが現在の経済状況なのだが、経済封鎖により物資はそうとう不足しているようだ。ただ、北朝鮮のような状態にはなっておらず食べ物とかは配給で低品質の物ながら手に入るようである。
医療や福祉についても手厚い。最大の特徴は教育だろう。学費は無料。教員の数も日本よりもずっと多いほどだ。一方で、高学歴者がつく職業が低賃金となっている現実がある。このあたり社会主義の妥当かつ無難な到達点といった感じがする。日本が社会主義化したらどうなるだろう。キューバよりも良い状態になりそうな感じもあるので成功するかもしれない。


それはともかくキューバのキャバレーは有名らしい。是非行ってみたいものだ。