昨年度から始まった女流棋士順位戦

今月は最終局だ。他の組は最終局前に昇級降級が決まってしまっているのが多いが、一番下のD級が混戦で面白い。

 

私の応援している中村桃子女流は勝てば昇級確定、負けても他の局の結果で昇級の可能性はあるが可能性は低い。ぜひ、勝って自力昇級を決めてほしいところだ。

 

ただし、中村女流は前局負けてしまっている。そして今回の対戦相手は渡辺女流で最近調子がいい。なんとなく嫌な予感はあったねえ。

 

戦型は居飛車振り飛車の対抗形というものだ。中村桃女流は振り飛車党。渡辺女流は居飛車党なので、これまでも対抗形だった。これまの対戦成績は中村桃女流が2勝、渡辺女流3勝。

膠着状態だったのだが、中村桃女流が香車をあがったのはよくなかったのではないか。自ら角の効きに入ってしまって後手は桂馬を3三に跳ねづらくなった。千日手でもよしとして手待ちに徹すればよかった。

角交換になったが後手のほうが角打ちの隙が多い。

後手から歩を突き捨てて角を打ち込むが、ちょっと無理な動きのように見えた。

 

この後、先手のカウンター攻撃のほうがきつく中村桃女流は投了。

ただ、ライバル2人がともに敗れれれば順位の差で中村桃さんは昇級になる。

そして、1人は中継があって敗れたものの、もう1人は中継がないので勝ったかどうかわからない。

ただ、望みは薄い感じはあった。もし昇級になったら本人のツイッターの更新があったりするだろうから。

 

やっぱりライバルは勝っており、中村桃さんは昇級ならず。来年もD級になってしまった。

他に、山口えりりんと高浜女流なども劇的な逆転があって、この1局で1年が決まってしまうのだから順位戦は恐ろしいねえ。

 

今日は漫画喫茶に行って、その順位戦を楽しんだほか、帰りにインド料理やみたいなところにいってカレー食べて帰った。