2022-07-01 梁塵秘抄 本 平安後期に一時的に流行した今様というのがある。後白河が愛したもので、和歌と違って形が不定形なのかな。なんとなく聞いていると、確かに一時的な流行的なニュアンスが感じられるから不思議なものだ。 遊びをせんとや 生まれけむ 戯れせんとや 生まれけん 遊ぶ 子どもの 声 聞けば わが身 さへこそ 揺るがるれ 有名な一説だ。 私も遊ぶために生まれてきたのだろうか。この歌、主体を遊女ととる説もあるそうだ。