前局を逆転勝ちで勝った羽生さん。しかし、まだ降級圏内だ。
7回戦の相手は斎藤慎太郎さん。A級2年目だが、前年は名人挑戦、今年もこれまで全勝と安定感がすごい。
これまでの対戦成績は羽生さん5勝、斎藤さん3勝。ただ、斎藤さんはここ最近で力をつけているから過去の成績はあまり参考にならないかもしれない。
戦型は角換わりと思いきや、羽生さんが角道を開けない。ちょっと見慣れない形になった。
昼食休憩の図。連盟アプリでは46%で羽生さんちょっと不利だが、まだまだこれからだろう。
羽生さんに決定的に悪い手があったわけではない。ただ、少しずつ少しずつアプリの評価値が先手良しになっていく。後手34%である。
これくらいになると素人目にも先手のほうが模様が良さそうという気になる。ただ、後手玉も固いので終盤一山ありそう。
戦いが起こって後手の評価値は20%に。実況解説では後手から有効な反撃筋がみつからないとのことだ。
先手は1歩損していて、4七の銀が攻めに参加していない。玉の固さも大きな差はないようにみえる。しかし、プロ的には大差なのだろう。
自陣に傷の多い羽生は動いていった。
しかし斎藤さん隙がない。先手の駒得が確定する。
後手の王様を攻めず、攻め駒を攻めるのが早く手堅い勝ち方というわけか。
羽生さんも大技を見せるが。
この局面で羽生さん投了。
中盤で羽生さんが圧倒されてしまうとは。
羽生さん土俵際である。