タイトルはたんに中飛車となっているが、後手番のゴキゲン中飛車についてのみ解説されている本。
久保さんは先手番では石田流、後手番のときはゴキゲン中飛車を使っていた。
この本は2013年に発行されていて、どんな変化でも後手ゴキゲン中飛車は互角以上に戦えるという結論である。
しかし、今はどうかわからん。久保さんにかぎらず棋譜中継でゴキゲン中飛車はほとんど見かけないので、苦しい変化ばかりなのかもしれない。
本の後半は居飛車が超速という3七銀にして急戦を仕掛ける形ばかりが解説されているので、この変化が居飛車有利になったのだろう。