NHK杯将棋アーカイブス 第38回谷川浩司名人×羽生善治五段

今年度からNHK杯は録画していなかったのだが、過去の名局を放送しているとあって録画してみた。

1988年の大会で、当時五段の羽生さんが、大山名人、加藤九段、谷川名人、中原NHK杯と歴代の名人を破って優勝した。特に加藤さんとの対局での銀のただ捨ては有名である。

放送を見ると、永井さんは意外と手がみえていて、しっかりと聞き手の役をこなしている。初級者に毛が生えたていどではあるのだが、聞き手の棋力はこれくらいでもいいと思えた。

中盤まで難しい戦いだったと思うが、先手谷川名人の敗着がわからなかった。残念ながら感想戦はカットだった。

 

NHK杯も、特に1回戦はあまり有名でない棋士が出ることが多く、あまり見ていて楽しめないことも多い。現役の棋士には悪いけれど、それを見るくらいだったら、こうした過去の名局のほうを見たいというの正直な気持ちである。

ドラマも過去の作品の視聴率がいいというし、過去の作品は深夜とかインターネットとかでもいいので、どんどん公開してほしいものだ。