1980年発表
邦題:鋼鉄の処女
1. Prowler, 2. Remember Tomorrow, 3. Running Free, 4. Phantom of the Opera, 5. Transylvania, 6. Strange World, 7. Charlotte the Harlot, 8. Iron Maiden
アイアンメイデンのファーストアルバム。ヘヴィ・メタルというとレザーの服を着て、悪魔的なことをシャウトして歌うというイメージがあるでしょうけど、そういったイメージの代名詞的なのがこの人達。
私がこのバンドを知ったときは既にボーカルは交代してたので初代のボーカリストであるポール・ディアノはどんなものかと思いきや、これはなかなかいい感じだ。
確かに、音は広くないし声量も足りないんだろうけど、その分シャウトを多用していて、それが耳障りではない。細く高く歌うこともできて、これもまたなかなか味がある。少々単調ではあるし、バンドが目指す様式美の例えば4には合わなかったのだろうけどね。
曲の方は、まず1が好きだね。繊細かつダークな曲調が音の貧弱さとあいまって独特の世界観だ。他、インストゥルメントの名曲5、ドラマティックな転調が印象的な2,4,7といったところがいいね。