僕と未来とブエノスアイレス

監督:ダニエル・ブルマン
公開:2003年
僕と未来とブエノスアイレス [DVD]
アルゼンチンの映画。
かってに陽気で犯罪が多いと思っていたのだが、この映画は群像劇で商店街の人情劇。


劇的な展開はないので、見方によっては退屈だが、文化を知る上ではかなり興味深い。


まず、移民が多いのが意外だったね。
主人公自身が父親がユダヤ人でポーランドの血も入っている。韓国人のカップルをはじめとした東洋人もいる。
ナチスから逃れるためポーランドからアルゼンチンに移住した人がけっこういるそうだ。


主人公は30歳になって、自分の道をみつけられずポーランドに行くことを夢見る。
アルゼンチン内では一旗あげるといった場所ではないということかな。
商店街のゆるい空間が好きだ。