封神演義

著:許仲琳
封神演義〈上〉妖姫乱国の巻
封神演義というと安能務が訳した小説が有名だが、私は昔あれを挫折した記憶がある。それからジャンプでやってた漫画があったが、あれも途中までしか読んでない。
このたび、この児童向けの小説をようやく読了。


終盤のバトルは今の少年漫画みたいな展開だったね。敵が、こちらの軍勢をばたばたと倒したと思ったら、こちらの強いかどうかわからんやつがその敵をあっさり倒したり。強さの序列付けにこれといった根拠が必要とされていなかったということだろう。
いろいろなキャラが入り乱れて、中国らしく残虐な殺し方があったりといった、個性的なエンターテイメントといった妙味は楽しめる。