なな色マジック

作者:あさぎり夕
掲載誌:なかよし
連載期間:昭和61年5月号〜昭和63年8月号
なな色マジック なかよし60周年記念版(1) (KCデラックス)
今年ともに創刊60周年となった、『なかよし』と『りぼん』。女子陣はどっち派かなんてのもあったりするようだが、私はりぼん派。なぜなら妹が買っていたから。


しかし、雑誌はほとんど読んでなかったのかもしれない。例えば当時連載されていたはずの有閑倶楽部なんて記憶にないものな。結局ぱらぱらめくった程度だったのだろう。


ただ、漫画は雑誌だけでなく単行本もあるわけで、そちらはりぼんもなかよしも色々あったわけで、作品の内容も記憶に残っている。あさぎり夕もその一人。これだけでなく、「きらら星の大予言」「あこがれ冒険者」なんてところも読んだ。彼女の画力は当時、頭1つ抜けてましたね。


さて、あらためて読み返してみると、さすがに絵のほうは、特別うまいという風にはおもえなくなった。時代が変わったからね。しかし、話のほうもなかなかに読ませる。単行本全6巻と他の作品と比べると多少長め。登場人物も多く、群像劇としても面白いが、2人のラブストーリーとすると印象的な見せ場がなくやや物足りない感じもあるかな。