ソドムと言えばヘヴィメタルバンド、もしくはファイナルファイトあるいはバスタード。ゴモラといえばもちろんウルトラ怪獣。
私はエピソード自体を知らないのだ。
聖書のエピソードで天の火により滅亡した都市の名前がソドムとゴモラである。罪により罰せられたとあるが、その罪ははっきりとは書かれていない。聖書の他の部分に書かれていたところから考察すると性の乱れが原因と考えられているようだ。
私も天罰を受けるほど乱れてみたいものだ。
さて、ここでは前回同様にソドムとゴモラの街がどこにあるのか、なぜ滅んだのかを考察。
大規模な墓でソドムが滅んだのと同じころに埋葬が終わっているものが紹介された。近くに街が見つかって、学者はソドムとゴモラはここで間違いないと思っているようだ。
まあ、たぶんこれは学者によって異論もあるのだろう。
さて、街を滅ぼした硫黄と火は何なのか。最初に考えられるのは火山だが、聖書が書かれたころに死海周辺で火山が噴火した形跡はない。
地震によって地下の天然ガスが地表に噴出。かまどの火で着火して、地下のタールや硫黄燃え移って街は滅ぶ。神の火に滅ぼされたように見えるだろう。
地震とガス着火によって滅んだ街がイラクにある。
ソドムと目される街は火災によっては滅んでおらず、他からの襲撃を受けたと考えられる。ただし、城壁の外から火で攻撃された跡がある。
そして、その街のそばに小さなもうひとつの町があり、こちらは押しつぶされた死体があり、街は火災の跡がある。地震とその後のガス着火の可能性が高く、こちらがゴモラのモデルかもしれない。
これらのモデルと遊牧民の伝承などが混ざって聖書の話となったと。