木更津キャッツアイ

2002年1月期ドラマ　宮藤官九郎脚本　ＴＢＳ系で放送。
ドラマ放送後、映画が2本作られた。

千葉県木更津が舞台。主人公は癌で余命半年。でも、いつものように仲間達がうだうだして、野球をやったり泥棒やったり色々するが、恋は進展しない。そんな話。
俳優がみな良かったね。
ゲストが出てくる回が何話かあるが、ちょっと目立ちすぎたように思う。メインのストーリーのほうが散漫になってしまった。

東京に出られなかった地方在住の若者の鬱屈が背景にあるという分析があるが、メインのストーリーについてはそういったテーマ性はあまり感じることはなかった。単に、目的をもたない地方在住の無職の若者達の群像劇という点で面白かったが、もうちょっと各人の成長というのがあるとよかった。
ただ、なんというか世界観が気持ちよかった。というか、自分もこの人たちの中に混じってずっとぶらぶらしていたいなと思った。若者もいいが、阿部サダヲとか古田新太もいいね。