第5章 飲み屋の女の子と仲良くなれ!!

第3節
店名:K
業態:スナック
料金:セット料金3,000円+飲み物1,000円=4,000円


歓楽街の中にある寿司屋に入って夕食をとった。店の外に料金が書いてなかったので不安だったのだが、上寿司(2,100円)とビール2杯で計3,000円だったので良心的な価格だ。味は、美味しくはなかったがこれくらいの値段でなくては、そうそう入ろうとは思えない。


さて、今日の飲み屋はキャバクラではなく、いわゆるスナックというところにしようと思った。雑居ビルにある、中が見えない、こんな扉。この扉を一人で開けるのは、なかなか勇気がいる。しかし、この中の世界を私は知りたい。

そして、思い切って重い扉をあけると、中のその店は、カウンターに6席とテーブル席がひとつのこじんまりとした席だった。そして、ママは残念ながら美人ではなかった。
ウイスキーの水割りを飲みながら、話をする。歳をとっているように見える彼女は、どうやら私より2つ年下だったようだ。そうか、いつのまにやら、私より年下の女がスナックのママをやっていて、そして、そんな女がひどく歳を取っているように見える、そんな年齢に私もなっていたんだな。つらつらと話をしていると、もう一人の女が出勤。残念ながら、こちらも、ママよりはやや年下ではありながらも、かわいくはない。いわゆるブスカワの系列から美人要素を限りなく取り除いたような、そんな顔だ。
そんな二人と適当に話をしていると、いつの間にやら他に2組ほど客が現れた。ひとりは壮年の男性と、やや若い女で、こちらはたぶん水商売なのだろう。夫婦ではない2人が、なにやらケーキだのシャンパンだのを持って現れた。もう一組は、やはり壮年の男性で、こちらは一人客。店もだんだん騒がしくなってきたので、このあたりで退散。
料金体系を聞いたところ、セット料金3,000円と飲み物で1,000円ということだった。セット料金というのは、チャージと突き出しの合計という意味だろう。突き出しは、ポテトサラダとひじきの煮物とさくらんぼ3粒だった。飲み物は、ピンからキリだろうが、なにも言わないと一番安いのが出てきて、私はウイスキーの水割りだったからシーバスとかいうのが出て、3杯くらいまでなら最低料金でいいよとなるらしい。私は、しっかり3杯飲んできた。
全体的にいえば、やはりキャバクラのほうがずっと楽しかった。こういう店は、女の質によるところが大きい。そして、キャバクラのほうが、かわいい女が出てくるのだ。あと、常連主体の店だから、他の客が来ると、どうも落ち着かないのだよ。


名前:ママ(名前忘れた)
年齢:私より2つ年下
経歴:昔から飲み屋の店員。一年前からスナック開業
タイプ:私のボキャブラリーでは表現不可能。とにかく美人ではない。
似ている芸能人:なし
評価:C-
交わした会話:私「こういう店っていうのは若い人っていうのはくるんですか」ママ「いや、こないです」


名前:さとみ
年齢:不詳、たぶん20代後半か30くらい。
経歴:現在は昼は700円のパート、夜はスナック店員。
タイプ:ブスカワ系
似ている芸能人:なし
評価:C+
交わした会話:女「(腹の肉をつまみながら)着ぐるみ着てるんです」