第5章 飲み屋の女の子と仲良くなれ!!

第1節
店名:C
業態:店の名前にはクラブと書いてあるが、キャバクラ
料金:1時間で4,000円+サービス料10%=4,400円


ラーメン屋で酒+おつまみセットの450円を2回頼んだ。酒とおつまみをそれぞれ選べるので、ビール+唐揚げ、ビール+キムチを頼む。そしてラーメン+餃子セットの600円で合計1,500円。味は、もちろんうまくはない。
その後、店を探してうろつきまわるが、なかなか店に入ることができない。表にポン引きがいる店は怖いし、スナック特有の雑居ビルの中が見えない重い扉を開けるのが、なんだか怖かった。
結局、大通りに面した小奇麗な店に入った。表に料金が明示してある。店名にクラブとあるが、時間がたつと女の子が変わる店はキャバクラということになるらしい。そのことを、私は店の女の子と話していて初めて知った。ということは、この前入った店もキャバクラということになる。私は、今までキャバクラに行ったことはないと思っていたのだが、実は知らず知らずのうちに入っていたのだ。
さて、今回の店である。入ったのはいいが、なかなか女の子が出てこない。しかも、私が座ったソファの向かいに椅子がおいてあって、その距離80cm。だから、だめな店かと思っていたのだが、時間は女の子が席についてからスタートということらしいし、女の子も椅子には座らず、私の隣のソファに座ったので、まあよかった。女の子もよかった。



1人目
名前:ルイ
年齢:自称27歳
経歴:たぶん、ずっとキャバクラ嬢
タイプ:盛り髪、茶髪、ちょっと釣り目、ちょっとアヒル口
似ている芸能人:ギャル曽根(個人的にはあまり似てないと思う、そこに八田亜矢子をちょい足しした感じ)
評価:A-
交わした会話:嬢『優しそうですね』


2人目
名前:れい
年齢:自称22歳
経歴:看護学校中退、入店4日目
タイプ:黒髪、ウェーブ、ちょっとしもぶくれ、口大きい
似ている芸能人:自称久保純子(あんまり似てない、それをしもぶくれにした感じ)
評価:B
交わした会話:嬢『私、よく年より若くみられるんですよ、上に見えますか?下に見えますか?』私『んー、年相応です』


これで4,400円なら毎週でも通ってしまうくらいだ。名刺はもらったから、1人目なら次は指名してもいいかもしれないが、もうちょっと他の店も見てみよう。
なお、キャバクラは行く時間帯によって値段が変わるシステムのようだ。オープンするのはだいたい8時か9時で、その直後なら3,000円〜4,000円なので、思ったほど高くはない。ただ、指名料があるので、女の子と仲良くなろうとすると、けっこうな出費になると想定される。
昔は、いわゆるヌキがないのに金がかかるキャバクラ等の存在意義がわからなかったのですが、今では充分楽しめるようになりました。性欲は衰えましたが、その分を会話と想像力で補って戦いましょう。