カノッサの屈辱 #26 女性・旅行力学 時間と空間をこえて

旅行の変遷を力学になぞらえたのはうまくいったとは言いがたい。


1960年ごろの旅行といえば家族旅行。1970年代にはアンアン、ノンノの影響でアンノン族誕生。女性だけの旅行が始まる。男はリュックを背負ったカニ族の貧乏旅行。


その後、男女のセックス目当ての旅行の時代がはじまる。


1975年にペンションブームがはじまる。ペンションといえば若いカップルがいくイメージがあるが、ツインベッドや客室にバス・トイレがなく共同トイレや共同バスというところがカップルからは敬遠されるようになったというのが面白い。じゃあ、誰がペンションを利用したのか?



サークル合宿で夏はテニス冬はスキーという流行があったが、今やスキーはすっかり下火だ。
金がかかることと手間がかかることが要因らしいが。温泉宿に取って代わられたのだろうか。



70年代から女性は旅行に行くようになっていた。海外旅行ブームも牽引したのは女性だし、こうしてみると女性が抑圧された時代はいつだったのだろうか。