マリー・アントワネット

マリー・アントワネット (通常版) [DVD]
本当は別のDVDを借りるつもりだったのが、家に帰ってみると何故か借りていた。どうやらレンタル店でジャケットと中身が入れ替わっていたらしい。
見終わった後に調べてみると監督がソフィア・コッポラロスト・イン・トランスレーションを撮った人だ。ぜんぜん気づかなかった。主演女優はキルスティンとかいう人でスパイダーマンの不細工ヒロインだ。ぜんぜん気づかなかった。
こういう歴史映画の見方というのはいまだによくわかっていないのだが、歴史上の出来事や人物が映像化されたというのを視覚的に楽しみつつ、人物描写なんかに監督独自の解釈や評価を見出すといった感じで見ればいいのだろうか。
ここで描かれるマリーは、まあなんといいますかひたすら能天気な面が強調されている。権謀術渦巻く宮廷でしたたかに生き延びるだとか、世継ぎを産めないことでの苦悩だとかが全然ない。その辺にはこだわってない映画なのだろう。でも、終盤での演劇鑑賞での貴族からの冷遇や民衆に対するマリーなどが、唐突な印象になってしまった。
何より不満なのは女優が乳首を見せなかったこと。