第2章 プロ棋士に二枚落ちで勝て!


前日の図から。飛車の横利きを通しておきたいので、銀はすぐには4段目には進出させず、陣形を整備しおえてから銀を進ませます。上手の玉に近い銀と攻めの銀を交換できれば攻めは成功です。そして、今日の図、ここで角成りを受けるため上手は銀を5三に打つでしょうが、角は2六と右に引きます。これがポイントです。右翼にある金銀はなるたけ相手にせずに攻めるのです。
その後の攻めは概ね2とおりで、これを組み合わせいきます。1つは桂跳ねや飛車を4筋に回るなどの4筋5筋からの攻め。上手の金が4三にあがれば、3二銀です。
もう1つは7五銀と打って、金をはがしていく攻め。上手の王は裸に近いので、必至がかかるときは逃さず大駒を切れるときは切りましょう。