ネバーランド

ネバーランド
ピーターパンって最初は劇だったんだね。私はそのことからして知らなかった。
特典にピーターパンの作者ジェームズ・バリの簡単な略歴が書いてあったのだが、なかなか興味深い。
バリとは7つ歳の離れた、口笛の上手な兄デイヴィッドがスケートの事故によって他界。悲しみにうちひしがれた母は口笛が聞こえる度、亡き息子の姿を探し続けたという。わずか6歳のバリだったが、母を慰めようとあれこれ努力をする。そして健気にも兄が着ていた衣服を着ては、身代わりになろうとした。

「大人になんか、なりたくないや」 バリはピーター・パンにこう言わせている。彼自身も兄が成長を止めた13歳になってから、それ以上の成長はしないことにした。ピーター・パン同様、生涯を少年で居続けたのだ。

この映画はバリを主人公としたピーターパンができるまでの創作話。