ゆきゆきて、神軍

前の土日に図書館に帰さなくてはいないビデオだが、見そびれていたので終戦記念日に見ることにした。実はこの映画、大学のときにレンタルビデオで借りたのだが、そのときデッキの調子が悪く映像なしの音声だけで最後まで見たことがある。

主演の奥崎謙三は確かポルノ映画みたいなのにも出たことがあったはずだ。調べてみたら今年死んでいたとは。
映画の中身はというと、終戦後処刑された2人の兵士がなぜ殺されなければならなかったのかという真相を知ろうと、かつての上官だのを尋ねるドキュメンタリーだ。最初に入院している男のところに押しかけ、「これは天罰です」とかね。老人が老人をけったり殴ったりします。
肝心の真相はよくわからないまま、最後に山田さんが「俺は、水のある場所を見つけたり役に立ったから殺されずにすんだ」とか言っていたから、あるいは食料にするために殺されたのかもしれない。まあ、真相はともかく、NHKなんかのドキュメンタリーの手法では決して伝わらないものが伝わったのは確か。奥崎氏に合掌・・・はあえてしないでおくよ。