Prisoners in Paradise / EUROPE

1991年発表

Prisoners in Paradise

 1. All or Nothing, 2. Halfway to Heaven, 3. I'll Cry for You, 4. Little Bit of Lovin', 5. Talk to Me, 6. Seventh Sign, 7. Prisoners in Paradise, 8. Bad Blood, 9. Homeland, 10. Got Your Mind in the Gutter, 11. 'til My Heart Beats Down Your Door, 12. Girl From Lebanon, 13. Break Free

 

ヨーロッパの5thアルバム。

 

ヨーロッパというと抒情的なちょっと暗い旋律が日本人にも受けたのだが、その路線が行き詰ったのか、アメリカ的な明るい能天気なロックになった。

そのせいで、この作品はあまり好意的に受け入れられてないが、一方で純粋に曲だけをみると、これがいいというファンもいるようだ。

 

個人的にははまる曲なかったなあ。やっぱりヨーロッパには初期のころの荒削りながらも北欧的なものを期待してしまう。

それに、今の時代となると万人受けする完成度が高いものよりも、他にはない個性があったときのころのほうが目立つよね。

 

バンドは、この後休止状態になるが2004年に次のアルバムを発表する。

ただ、長期間休止したバンドが活動再開(または、仲たがいしていたバンドがベストメンバーで再結成)して作品を発表しても既に時代は変わっている。新規の若者は取り込めず、それどころか往年のファンの心もつかめず、期待されるのはライブでの懐メロというのが悲しいところだ。

それでもファンがついているというのはミュージシャンとしては幸せなのだろう。