1991年発表
邦題:屍体愛好癖
1. Inpropagation, 2. Corporal Jigsore Quandary, 3. Symposium of Sickness, 4. Pedigree Butchery, 5. Incarnated Solvent Abuse, 6. Carneous Cacoffiny, 7. Lavaging Expectorate of Lysergide Composition, 8. Forensic Clinicism / The Sanguine Article
カーカスの3rd。雑誌では、次の『HEARTWORK』で積極的に取りあげられ、この作品まではマニア向けといった扱いだったように思う。ただし、このアルバムも次作の端緒といえる、デス声に混ざった抒情的旋律や複雑な曲構成というのは見られるのだ。
いっぽうで1st、2ndにあった単純明快な破壊力、混沌さが好きだという人がいるというのも面白い。
どちらもいい要素はあると思うが、ただ、前までの作品は音が悪いこともって、模倣者のほうができがいいように見えてしまうのがつらいところだ。
で、こちらのほうだが、ちょっとまどろっこしさがあるというか、ちょっと煮え切らんね。美旋律に踏み切れていない感があるね。