1991年発表
邦題:この森の静寂の中で
1. Picture of Beauty & Innocence (intro) / Commiserating the Celebration, 2. Ebony Tears, 3. Serpent Eve, 4. Soul Sacrifice, 5. A Funeral Request, 6. Equilibrium, 7. Reaching Happiness, Touching Pain
邦題はなかなかいいね。
世界最速ともいわれるナパーム・デスを脱退したリー・ドリアンのバンドの1st。
しかし、こちらは遅く、うねった音楽である。ドゥーム・メタルというジャンルだそうだ。
昔、今バンドの2ndはどういう理由か買ったことがある。当時、私の好んでいた音楽とは違ったタイプだし、デス声は好きになれなかったのだが、なぜかときどき聞いてしまっていた。
このたび、1stを初めて聞いたのだが比べると2ndのほうが歌メロというのが意識されているのがわかる。
1stはもっと全体的な世界観の構築といったものに比重が置かれている。オープニングもユニークだ。フルートの軽やかな音色のあとに、ギターのひずみとボーカルの咆哮が続くのである。
1時間そういった世界観に浸るといった音楽なので、聴きたい気分は限られる。
しかし、私は1stのほうが好きかな。
飲みながら聞くといいんだよ。