タイトル挑戦なし 順位戦最高位C級2組
栃木県小山市出身。
栃木出身の棋士は81年ぶりだそうだ。
地方にいるとどうしてもハンデがある。昔だったら、プロ棋士になる道は幼少期に将棋を覚えて、それから都市部にある将棋道場で同年代のライバルや強い大人にもまれて強くなっていって奨励会入りというのが定番だ。
実戦経験がほとんどない藤井猛さんは例外である。
そういった時代と比べるとインターネットの将棋ができる今は地方出身者がどんどんプロ入りしている、と思いきやそうでもないようだ。
単純に地方は人が少ないということもあるが、ネット将棋ではあまりモチベーションがあがらないのだろう。
やっぱり対面で対局するライバルがいないと強くならないのではないか。
それはともかく長谷部浩平さんは、あとがきで長く栃木のことやそこで支援してくれた人との思い出をつづる人情あふれる棋士である。