木村一基の初級者でもわかる受けの基本 NHK将棋シリーズ

木村一基の初級者でもわかる受けの基本 NHK将棋シリーズ

木村一基 棋士番号222

タイトル獲得通算1期、順位戦最高位A級。

 

受けの棋風から『千駄ヶ谷の受け師』と呼ばれる。プロ入りが23歳とやや遅く、プロ入り後は勝ちまくるが、タイトルにはあと一歩のところで手が届かない。

7回目の挑戦でやっとタイトルを獲得した。翌年、藤井聡太さんにあっさりとタイトルを奪われてしまったが、多くの木村ファンはタイトルを取れたことに満足していることであろう。

特に、あと1勝でタイトル獲得という勝負で8連敗してしまった。深浦さん相手には先に3連勝しながら4連敗。こうなってしまうと、その後の羽生相手にはフルセットになったら勝てる気がしなかった。

しかし、これらもタイトルを取れた後にはいい思い出である。いや、本人はどう思ってるかわからないけど。

 

この本はNHK将棋講座のテキストをまとめた本。かなり初心者向け。コラムも3つはいっていて、木村さんが受け将棋になった理由も書いてある。3段リーグで苦労して、負けられない戦いを続けているうちに、受けの棋風になったとのことだ。

 

あと、裏表紙の顔がコミカルだ。彼は将棋の強いおじさんとも呼ばれている。