藤井聡太さんに抜かれるまではタイトル挑戦と獲得の最年少記録を持っていたのが屋敷さんだ。
18歳6か月で初タイトルの棋聖を獲得。そして、その半年前にも棋聖に挑戦している。当時は棋聖は年に2回タイトル戦があったのだ。その2つの記録は藤井聡太さんに塗り替えられてしまった。しかし、屋敷さんの記録もすごいものだ。今のような将棋ブームがあったら、屋敷さんだってワイドショーに取り上げられたかもしれないのだ。
しかしタイトル獲得は通算3期である。そして順位戦もC級1組から上がるのに14年かかってしまった。トップクラスではあるのだが、若いうちにタイトルを取った割には
伸び悩んだといえる。