聖の青春

聖の青春 (角川文庫)

棋士番号180 

タイトル挑戦1回、獲得なし。順位戦最高位A級

 

1998年に29歳の若さで病のため亡くなった棋士。終盤の読みの鋭さから終盤は村山に聞けという言葉が将棋界にあるほどだ。

この本は、その棋士の生い立ちから死去までを記したノンフィクション。売れたし、映画化もされているので、ご存じの方も多いかと思う。

 

当時は将棋世界を買っていたので、表紙に村山さんが亡くなったというのが載っていたときは驚いた。病気で休場していたが、まさか亡くなるとは思っていなかった。

 

森信雄さんが師匠になるまで(通っていた将棋道場の責任者に入門は1年待てと言われたため、別の師匠として森信雄さんを見つけ入門しようとしたが、その道場とつながりのある棋士から待ったがかかった)や、佐藤康光さんとのエピソード(村山さんと佐藤さんは直接会話はせず、飲みに行っても必ず間に人を挟んだ。たぶん佐藤さんの将棋の適当なところが村山さんに認められていなかったのではとの佐藤さんの談)は初めて読んだ。