決断力 (角川新書)

決断力 (角川新書)

羽生善治

棋士番号175

タイトル獲得99期。名人位9期。19世名人資格。

 

2005年に書かれた本。

当時は、渡辺明が一人次世代のライバルとして現れたものの、まだまだ羽生世代がタイトルをほぼ独占していた時代だ。

 

当時のコンピューターはアマチュア三段ほどの実力。そのへんの将棋好きよりは強いが、まだまだプロには遠く及ばない。

 

若手はコンピューターを駆使して新しい定跡に詳しいが、一方で道を外れると脆さがあると羽生さんは指摘している。

さて、それから15年ほどたち、コンピューターは強くなり、以前より研究で勝負が決まる部分は大きくなっているが、羽生さんの感想は変わったのだろうか。