奈良県 高市郡明日香村~吉野郡吉野町~橿原市~奈良市

朝、ホテル界隈を散歩

昨日の博物館で見た水時計の復元。ただ、原理がよくわからんのだ。

飛鳥板蓋宮。大化の改新、今では乙巳の変といわれる、蘇我入鹿が殺された場所だ。

蘇我入鹿首塚も近くにあり、感慨深いものである。

飛鳥寺。ここは大仏も写真を撮ることができて太っ腹だった。実は、昨夜のゲストハウスは駐車場はないので飛鳥寺の駐車場を使うよう案内されていた。そして飛鳥寺の駐車場は普通車1回500円で寺の拝観30分程度なら無料だ。

私は一晩中使ったので、そのことを申告し500円払おうとしたところ、事務員は領収書の切り方がわからなかった。あまり申告する人はいないようだ。

蘇我氏は太っ腹だったのかもしれない。

 

そして、吉野へ向かった。

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グーグルマップに案内させたら、山の中の道を走ることになった。前からも後ろからも車は来なかったのが救い。

 

吉野に到着。鉄道とロープウェイでもこれる。

案内図。

吉野は桜の名所。このあたりは全部桜だろう。確かに咲けばすごそうだ。

金峯山寺。改修中だ。

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裏口から回ると本堂がある。正門と本堂の向きが逆なのが特徴のようだ。理由はなにかあるはず。

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葛。ここで食べようと思っていたのだが、買うのは10時からだけど中で食べるのは11時からだって。

それまで犬の写真でも撮ってよう。

ここで、葛きりか葛もちを食べよう。

吉野本葛は200gで1400円。吉野葛は500g1400円。倍以上違う。

さて、私以外に客は女性2人組だけだったので、地下の特別室で食べさせてもらった。実演付きである。

葛切りと葛もちの違いは水の量だけ。水をたくさん入れると葛もち。あとは切り方ですかね。

くずは雑草。そのへんに生えている。

葛粉は葛の根から作られる。ここからデンプンを取り出す。

吉野本葛は葛100%。吉野葛は50%は他から取れたでんぷんという違いがある。売れるのは安いやつの方だそうだ。

これを見ると、値段が倍以上違くなるのはおかしいと思うのだがどういうことだろう。吉野本葛と吉野葛で使っている葛もちょっと質が違うのだろうか。あるいは、吉野本葛は高級品ということで値段を高く設定してるのかもしれない。

 

葛餅や葛きりの作り方を科学的に説明してもらった。でんぷんは水とはまざらないが、お湯とは混ざる。こねたり練ったりする必要はない。写真は葛切りで、湯煎で固めたあと湯のなかにとぷんと沈めてしまった。

作るのは本当に1,2分でできる。

こちらの店は、透明な葛本来を味わってほしいという思いから、温かいまま葛を出す。冷めるとでんぷんが分離して色は白くなり、食感も粉っぽくなる。

食べてみた葛はでんぷんである。米のような、ほのかな甘さだ。

やはりでんぷんである。作り方が実にかんたんだったこともあり、今後高いお金を出して食べる気にはならなくなってしまった。

しかし、貴重な体験であった。

こちらの名産で奈良の人はみんな知ってるらしい、陀羅尼助を発見。薬はいらないから飴を買ってみた。

 

車の中で柿の葉寿司を食べて、それが昼食。

んー、味は前日より濃くなったかな。まあ、やっぱり値段がちょっと高いよね。

ここから、桜井市纒向遺跡大神神社長谷寺といったところを見る予定だったのだが時間がおしているので、予定変更。

 

藤原京資料室。JAの2階にある。入館料無料。

藤原京は日本で初めての都市と言われる。単に天皇や行政の建物が作られただけでなく、道路とか水道とか都市設計がされたということだろう。

模型のほか、映像展示がいくつか。

外に出て、現地も見てみましょう。

大和三山に囲まれている。

今は野原になっている。大和三山は低いなあ。遠くの高い山のほうが目立つわけで、なぜ、大和三山の中央に都を作ったのかが謎だ。

霊的ななにかなんだろうね。

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そして奈良市に戻って平城宮資料館へ。

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入館料無料。中にあるのは、模型と、発掘されたものとか。

平城宮は広大であった。朱雀門のほうにも博物館的なものがあったが、そちらは見られず。そちらのほうがよかったのかもしれない。

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大極殿あと。復元だ。

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なかは、こちら。

 

そして、ちょっと早めの夕ご飯を食べに行く。

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場所は、こちら麺闘庵。

近鉄奈良駅近く。けっこうな行列。私がならんでまもなく、完売のお知らせ。

席は開いてるのに、なかなか行列が進まない。

このあと、奈良国立博物館に行かなくてはならない、最終入館は4時半なのに、こまったなと思いながらスマホで調べると、今はイベントで8時まで開いてるのだそうだ。

 

実は、平城京奈良国立博物館は明日見る予定だったのだ。奈良に来てから月曜は博物館休館になると気がついたのだ。でも、調べると、奈良国立博物館はあいている。なにごとも事前に調べておけということだ。

 

さあ、あせらず食べよう。

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名物の巾着きつね。950円。

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中には、うどんが。まあ普通のきつねうどんだ。ただし、巾着につつむことによって500のきつねうどんが、950円で行列ができるのだ。

 

さて、奈良国立博物館に行こうと思いきや、月曜日もあいているのだから明日でもいいよね。

レンタカーは今日返すから、今から夜景を見に行こう。

その前に、よもぎ餅を食べよう。

 

そして、車を走らせる。目指すのは、本に書いてあったパノラマ展望台だ。

しかし、ここでもグーグルマップにしてやられた。とんでもない山の中を案内されてしまったのである。

みなさんも行かれるのであれば信貴生駒スカイラインの料金所を目的地としてほしい。

パノラマ展望台まで行きたいことを料金所のおばちゃんに伝えたところ、写真にある海のなる展望台までの料金、往復1950円が必要とのことだ。高いねえ。

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そして、パノラマ展望台に到着。

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夜景である。

大阪側。

 

奈良側。手前にあるのが生駒市で奥側が奈良市だろうか。

 

 

レンタカーを返して、奈良駅近くのホテルにチェックイン。

 

うどんは食べたけど、まだ食べられるので、晩御飯はホテルからちょっと離れたここにした。これまたグーグルマップで検索だ。

 

メニューを見ると、これはいい店だ。

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トロさわらの刺身を頼んだ。

日本酒も4杯のんでしまった。まあ1合ではないが、それでも飲みすぎだろう。

漬物。残念ながら奈良漬けが入っていない。

会計は6590円である。食べすぎ、飲みすぎ。

そして、夜の街。奈良もデリヘルばかりで、一応ピンサロ兼おっぱいパブが1件あるくらいのようだ。

ちょっと飲みすぎてそんな気にもならず、さっさと帰った。