FIFA(R)ワールドカップ ウルグアイ/イタリア/フランス/ブラジル 1930-1950

FIFA(R)ワールドカップ  ウルグアイ/イタリア/フランス/ブラジル 1930-1950 [DVD]
ワールドカップのdvd。おまけで名選手2名とゴールシーンベスト10を収録。


第1回大会(1930年)はウルグアイ開催。参加国は13。試合そのものの映像はほとんど残っておらず、開会の入場行進やスタジアム着工とか、その前のオリンピックの映像が続く。大会前のオリンピックでウルグアイは2連覇していて、もともと優勝候補にあげられていたということだ。
勝戦の映像も画像があらくてボールがどこにあるのか分からない。たぶん、技術的には現代とは色々違ってるんだろう。観客はいっぱい入っていて、当時からサッカーはすごい人気だったようである。前評判どおりにウルグアイが逆転勝利をあげる。


第2回大会(1934年)はイタリア王国開催。参加国は32で本大会には16チーム出場。既に予選により参加できない国があった。当時ムッソリーニが首相であり、決勝の相手の証言によると試合前にムッソリーニが審判を呼んで色々言っていた、そして判定がイタリア有利になったということである。買収があったかどうかは分からんが、イタリアが優勝。


第3回(1938年)はフランス開催。ブラジルは得点王になったレオニダスを準決勝で温存したためイタリアに敗れる。決勝はイタリア対ハンガリー。イタリアの勝ち。


戦争で間があいて、第4回は1950年。ブラジル開催。イングランド初参加。
ワールドカップやオリンピックでも舞台になっているマラカナンスタジアムは、この大会のために10ヶ月で作られた。
今大会は決勝はトーナメントではなくリーグ戦である。ブラジルの最終戦は対ウルグアイ。ブラジルは同点でも優勝だ。専制したブラジルは追いつかれ、そして逆転される。
マラカナンの悲劇である。


おまけは、クライフとジダン。クライフは名前だけ聞いたことあるが、ワールドカップは1度しか出ていない。オランダで準優勝したということで、有名になったのだろう。
ジダンはワールドカップというと、日韓大会での転倒しハゲが新聞の一面にさらされてしまったことやドイツ大会での頭突きと、あまりワールドカップではいい印象がないように思っていた。でも、最初のフランス大会では活躍して決勝でも2点取ってたんだね。


ゴールシーンはフリーキック。単体でこれだけ切り取ってもいまいち興奮はしないね。どうも私はフリーキックにいい印象がない。止まっているボールを蹴るというのは、サッカーの競技性に反するではないか。