連続テレビ小説 花子とアン  (総集編)

制作局:日本放送協会NHK
脚本:中園ミホ
出演:吉高由里子
放送期間:2014年3月31日 - 2014年9月27日
連続テレビ小説 花子とアン 完全版 11 [レンタル落ち]
吉高由里子は好きな女優だ。彼女の魅力を一言で言うと奔放ということになるかな。


さて、そんな彼女が朝ドラの主演ということで、こけちゃったらどうしようと心配した。結果、視聴率的には『ごちそうさん』の後でも遜色ないもので、他人事ながら安心したものだ。


ドラマのほうは、赤毛のアンを翻訳した村岡花子の半生が原案になっている。山梨に生まれ東京の女学校に行き、山梨で教師になり、それから東京で編集をやってと言った感じだ。
特徴的なのは彼女と、女学校で知り合った腹心(仲間由紀恵)ともに、道ならぬ恋をしてしまうというところである。しかし、花子のほうは主人公だからか、かなり平和的に話は収束する。これはどうみてもミスキャストというべきで、本来なら蓮子のほうを吉高由里子が演じるべきで、もうそうなったらすごい激情というものがみられるはずだ。


終盤は戦争とかあって、まあこちらも大人しめというか、予想どおりの展開というか、作ってるほうもそれほど冒険はできない。そうなるとやっぱり吉高由里子の魅力が全開というわけにはいかず、その点おおいに不満だ。まあ、しかし、脇の、黒木華、土屋太鳳はよかったね。吉高さんには、NHKでは放送できないようなキャラを見てみたいよ。


私がみたのは総集編なのですが、そのせいか美輪明宏のナレーションがなかった。どうも、このあたりやっぱり総集編ではよくない。