ETV特集 12月23日(土)

ニート支援のための若者自立塾とかいうのがあるらしい。何をやってるのかというと、20代〜30代前半の無職の若者を集めて合宿形式で生活集団の改善だの挨拶の仕方だのをやるのである。見ているだけで嫌な気持ちになった。何が悲しうて三十路になってまでみんなといっしょに挨拶の勉強なんてしなきゃならんのだ。しかも、この塾に入るには金がかかるのである。ニートはお金をもっていないから親の金である。親の金を使って早起きだの挨拶だのを学ぶのである。とても嫌な現実だ。僕はニートになりたくてなりたくて仕方がない人間なのだが、こうしてみるとニートだって楽じゃないということに気づく。
それにしても、ここ1,2年でニートだけでなくフリーターまでも将来が絶望的であるかのような報道が多くなったな。5年位前とはえらい違いだ。もっと前からやっていてくれれば、人生踏み外さずにすんだのにと思っている人もけっこういると思う。でも、フリーターは全くの自由という強みがあるではないか。どこに住んだっていいし、要は稼ぐ金額よりも使う金額を少なくすればいいだけなのだよ。