監督:原田眞人
配給:東宝
公開:1989年
序盤はエイリアンで、やろうとしたことは分かるしわかりやすい。
中盤以降は謎だ。話が全体的にわからんが、監督が何をねらったのかがわからないね。一応アクションの見せ場はあったし、とってつけたような恋愛描写もある。でもともに中途半端だ。タイトルがガンヘッドだが、ガンヘッドがタイトルにつけられるほどの中心的存在だったかというとそれも違う。画面が暗くてわかりにくいとの評を受けたが、それはある意味リアルなわけで、そういった暗い画面での近未来の活劇を志向したのだろうか。そしてそれを含む全体的な世界観の構築といったスケールの大きなSFを目指したということか。それには少々尺も予算も足らず、そして前半はミスマッチのような気もするが。