石原裕次郎

男性アイドルを語る。第一回は誰にしよう。となるとふさわしいのはやはり石原裕次郎だ。アイドルというよりはスターというべきでしょうがね。ただし、歌って映画で私生活が話題になって、そして早死にしたというのはやはりアイドル(偶像)というにふさわしいではないか。


個人的な思い出としては『太陽にほえろ!』(1972年〜1986年)をうっすらと見た記憶があるくらいか。本ドラマは14年ほどもやっていたので、私が見たのは再放送でなければ最後のほうということになる。私は当時は歌にはまったく興味がなかったので歌のほうは全然記憶にない。
そして1987年に亡くなったときのこともほとんど記憶にない。当時はニュースにも興味がなかったのである。



石原裕次郎については亡くなった後の特集や、その後に石原軍団がボランティアなどをやるのをワイドショーで見るなどして知っていった。逆にこの頃からは神格化されすぎて、あまり作品そのものがまっとうに論じられることもなくなっているような気もする。
歌というとやっぱりおいらはドラマーですね。時代は感じさせますが、これを当時でもやれたのは裕次郎だけでしょう。牧村旬子とのデュエット『銀座の恋の物語』、壮年期になってからの『ブランデー・グラス』とかが代表曲。そういえば、最近テレビの歌番組などでもデュエットってやりませんね。カラオケが下火になって、特に会社の飲み会で上司と部下とのデュエットがセクハラのおそれになることがあってデュエットは見向きもされなくなってしまったということだろう。
それはともかく他にもカバーアルバムをたくさん出してることに驚いた。なんとなく他の人の歌なんて歌わないイメージがあったが、女性歌手の歌をカバーしてるところを見ると逆にカラオケ的なのりが好きだった人なのかもしれない。